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サッカー日本代表 国内組オフ明けの来年1、2月ホームは長友、大迫ら入れ替え試行を

体勢を崩されながらも攻める三笘薫(C)JFA
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 「W杯アジア最終予選、オマーン0-1日本」(16日、マスカット)

 日本代表は16日(日本時間17日)、W杯カタール大会アジア最終予選第6戦でオマーンを1-0で下した。3連勝で4勝2敗の勝ち点12に伸ばし、自動的に本大会出場権を獲得できる2位に浮上した。MF三笘薫(24)=サンジロワーズ=が鮮烈な代表デビューを飾った一方で、FW大迫勇也(31)=神戸=ら一部主力は精彩を欠いたままだった。デイリースポーツ・サッカー担当キャップの山本直弘記者は、国内組がオフ明けとなる2022年1、2月のホーム2連戦では、シーズン佳境の欧州組を中心に先発入れ替えを試行する機会だと提言した。

  ◇  ◇

 前後半で鮮明なコントラストがピッチに描かれた。3試合連続で採用された4-3-3の布陣だが、前半は膠着(こうちゃく)状態が続いた。特に左サイドの南野と長友の組み合わせは、森保監督が繰り返す「連係連動」に乏しく機能不全に陥った。4-3-3の左FWが南野の適正ポジションではないことが改めて示されたが、それは能力ではなく配置の問題だった。

 後半は三笘の投入で戦況が一変。開始20秒の仕掛けで2人を抜き去った姿は圧巻だった。布陣が4-2-3-1となり、後半4分の決定機に絡んだ南野は、やはり中央の選手であることを印象付けた。三笘のドリブルを端緒に局面の打開を図ったが、長友との連係は効果的ではなく「戦術三笘」状態が続いた。

 最大の転機は後半17分の交代だった。南野と長友に代えて、古橋と中山が起用された。結論から言えば三笘、古橋、中山の出来栄えが勝利に直結した。中山はボールの収まりどころにもなり、三笘との「連係連動」は滑らかで、決勝点には二人が絡んだ。森保監督は「前半の45分があったからこそ」と後半の戦いを評したが、後半が理想型に近いことは間違いないだろう。

 古橋の抜け出しはオマーンの守備網に混乱を生んだ。伊東と三笘で両サイドに起点を作ることで、必ずしも中央で大迫のポストプレーに頼る必要はなくなった。古橋を最前線に置き、大迫がトップ下のように構える変則2トップなら、古橋の相棒には南野や鎌田、負傷が癒えた久保建が適性に勝るはずだ。

 日本は来年1月27日に中国、同2月1日にサウジアラビアとのホーム2連戦を控える。移動がないとはいえ国内組はオフ明けで、大迫や長友のコンディションには不安が募る。シーズン序盤の調整の難しさは、9月の2連戦で欧州組の鎌田らが精彩を欠いたことでも明らかだ。古橋、三笘、中山が通用することは十分に証明された。大迫や長友といった一部主軸を入れ替えるには絶好の機会と言える。森保監督は「ポジション争いはニュートラルに見て決めていきたい」と語った。その言葉に従うなら、選択肢はおのずと見えてくるのではないだろうか。(デイリースポーツ・山本直弘)

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