熱海富士は初Vならず落胆「甘くなかった」逆転の首投げに屈し「油断ですかねえ…」

 「大相撲初場所・千秋楽」(25日、両国国技館)

 前頭四枚目熱海富士は大関安青錦との決定戦で敗れ、初優勝はならなかった。

 勝てば静岡出身で戦後初の賜杯を手にできたが、お預け。熱海富士にとって優勝決定戦は2度目だったが、またもあと一歩で頂点を逃した。

 ともに優勝争いのトップで迎えた千秋楽、熱海富士が欧勝海を寄り切りで下して12勝目。先に3敗を守り、大関安青錦の結果を待った。安青錦も琴桜を寄り切りで破り、優勝決定戦に持ち込んだ。

 決定戦では熱海富士が圧力をかけて土俵際まで追い込んだが、安青錦が執念の首投げ。195キロの熱海富士が土俵上で仰向けとなり、悔しそうに表情をゆがめた。

 敢闘賞の熱海富士は「いやー、まあ…、そうすね…。評価していたことはうれしいですけど…って感じですね」と言葉が続かず。「今場所は自分の中で多少なり、言われていたこと、やろうとしたことが体と合ってきて、ようやく本番で出せるような場所だったんですが…。まあ…。甘くなかったですね」とうなだれた。

 自身2度目の決定戦も頂点に届かず「前回の決定戦に比べて、気持ちも落ち着いてリラックスして取れていたと思うんですが…。油断なんですかねえ…」。安青錦の優勝インタビューを聞き、「(優勝インタビューで)言いたいことがあったのになあ、なんて思いつつ。まだ時期じゃないのかな、と相撲の神様が言っているのかもしれないですね」と振り返った。

 ただ、初日2連敗から土俵を盛り上げた。「12番勝ったのも初めてなので。もう一度、頑張ります」と言葉を絞り出した。

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