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【野球】DeNA・森敬斗 前半戦、残り5試合で見せた存在感。レギュラー奪取なるか

 2年目のDeNA・森敬斗内野手(19)が前半戦、残り5試合で1軍登録され、存分に力を発揮した。

 キャンプから仁志敏久二軍監督の下で練習を重ね、ファームでは63試合に出場し、6本塁打27打点、盗塁は14。チャンスは突然訪れた。7月9日の中日戦(バンテリン)で遊撃手の柴田がプレー中に負傷。翌日10日に三浦監督は森を1軍に呼んだ。この日は九回2死から中日の守護神・R・マルティネスとの対戦で三ゴロに倒れた。

 11日、森は「2番・遊撃」で今季初のスタメン出場。1点ビハインドの九回2死、またしてもR・マルティネスと対戦。右前打で出塁し、前夜のリベンジを果たした。この日三回に二盗に失敗していたが、佐野の打席でプロ初盗塁となる二盗を決め、佐野の適時打で同点の生還を果たした。試合後、三浦監督は「成長を感じました。失敗してどうしようとならず、思い切っていけたのは本人にとって大きな財産」と目を細めていた。

 森のプレーを見て、過去の記憶が思い出された。森は高校3年の時、日本代表に選出。当時カメラマンだった私は約2週間、帯同し取材した。森はグラウンドの外でカメラを向けると、絶対にあいさつをして、笑顔を見せる好青年という印象だった。

 だが、グラウンドに立てば別人。打席、守備、走塁。全て全力、思い切りのいいプレーを見せてくれた。「何かやってくれる」。そんな“ワクワク感”のような気持ちを持って撮影したのは彼が初めてだった。

 1軍の舞台で遊撃から放たれる、矢のような送球は観客をもざわつかせた。打撃では12日の阪神戦(甲子園)でセ・リーグ防御率トップの青柳から放ったプロ初適時打はお見事だった。初球フルスイングで空振りだったが、2球目。外寄りの変化球を逆らわず、逆方向に打ち返した。

 森自身同じポジションの大和や柴田、倉本と経験豊富な先輩たちを越えていかなければいけない。「スピードはチームでもトップクラス。ここ数試合見ても、しっかりと戦力になっていた」話していた指揮官。後半戦、最下位からの逆襲を目指すチームにとって“森敬斗”の存在が新たな可能性を秘めているのではないかと感じさせられた。(デイリースポーツ・中田匡峻)

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