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【野球】阪神、OP戦好調の要因は…課題解消へ光明

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が延期となる中、15年ぶりリーグ優勝を目指す阪神が好発進した。オープン戦は最終戦に逆転勝ちを収めて4連勝締め。12試合で7勝3敗2分の成績は12球団3位、セ・リーグトップだった。チーム打率は12球団6位・256ながら、長打力と機動力が際立っていた。

 チーム13本塁打は同2位タイ。オープン戦首位打者の大山がチームトップの3本塁打を記録し、新助っ人サンズ、マルテ、陽川が2本で続いた。近本、高山、上本、坂本も一発長打の魅力を示した。中でも大卒7年目の陽川は打率・400、チームトップ8打点の大暴れ。圧倒的な飛距離を誇る大砲候補が開花の予感を抱かせた。

 広い甲子園を本拠地とする阪神は長打力が近年の課題だ。昨季のチーム本塁打はリーグ5位の94本。首位巨人の183本と79本差がある。本塁打は球場の雰囲気、ゲームの流れを変える力を秘める。オープン戦とはいえ、一発量産は得点力不足解消の明るい材料だ。

 昨季リーグトップの100盗塁を記録した機動力は健在。オープン戦でも12球団2位の14個をマーク。チームトップは19年盗塁王近本と熊谷の3個、高山と島田も2個決めた。盗塁だけでなく、相手が嫌がる足攻を仕掛けるなど、走塁への高い意識はチーム全体に浸透しているようだ。

 ここまで陽川、島田らの名前が挙がったように、チームの戦力は着実に底上げされている。新助っ人ボーア、サンズが加入した今春キャンプは各ポジションで競争の火花が散り、レギュラー奪取に燃える大山、高山だけでなく、伸び盛りの選手の成長も促した形だ。

 キャンプ最終日、矢野監督は野手陣について「競争というところでスタメンで出る選手と次に出る選手の差がなくなってきている。本当にレギュラーになってやるという思いで選手がやってくれたところは手応えを感じていますし、全体としての成長があったキャンプ」と総括した。オープン戦の結果は思惑通り。開幕が待ち遠しくなる内容も伴ったセ・リーグ首位締めだ。(デイリースポーツ・杉原史恭)

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