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【野球】DeNA山崎の現在地…三浦コーチに聞いてみた「大魔神と比べてどう?」

 7月17日の広島戦(横浜)で、プロ野球史上最年少となる26歳9カ月で通算150セーブを達成したDeNA・山崎康晃投手(26)。“ハマの大魔神”こと佐々木主浩氏(51)をほうふつとさせる活躍を続けるが、両者と現役生活をともにした三浦大輔投手コーチ(45)は、山崎の直球の威力を認めつつ、さらなる進化に期待を寄せた。

 「似ているようで似ていない」。佐々木氏と山崎を知る三浦投手コーチはそう評した。力のある直球に落ちる球を操る2人だが、「佐々木さんの安定感はすごかったから。そこを康晃にも目指してほしい」と言う。

 時代も変わり、単純に両者を比較することはできない。圧倒的な力で相手をねじ伏せ、メジャーでもクローザーとして活躍した佐々木氏。一方で山崎も史上最年少の150セーブという実績が物語るように、ルーキーイヤーから安定して結果を残してきた。

 同コーチは山崎の強みについて「真っすぐの軌道ですね。ストレートをクロス気味で投げてくる」と分析する。プレートの三塁側を踏み、左足を三塁側へ踏み出す独特な投球フォーム。クロスステップと言われる投法だ。

 「小学生の時からのクセですね。今は普通に投げたら(体が)開いている感覚がある」と明かす山崎。一般的に故障のリスクが高い投げ方とされるが、「胸郭(胸の骨格)や股関節が人より柔らかい」ことで負担を軽減できているという。

 “常人”ではできない投げ方だからこそ、大きなメリットがある。広島の会沢が「向かってくる感じはある。角度がつく」と語ったように、右打者に対して恐怖心を与えることができ、外角球をより遠く見せることが可能。一方で今季は左打者にも絶対的な強さを見せており、被打率・170と抑えている。

 両者を見てきた三浦コーチの目に焼き付いているのは、「八回までにリードしておかないと」と、相手から恐れられた佐々木氏の姿。それだけのインパクトを残すために、山崎には無失点という結果だけでなく、投球内容も求められる。

 特異な体質により特異なフォームでセーブを積み上げる右腕。体のケアには「人一倍、気をつけている」という山崎が、これからも不動の守護神として君臨する。(デイリースポーツ・山本航己)

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