【野球】日本ハムドラ1吉田輝、新時代の先駆者への予感 成るか21世紀生まれ初勝利

 21世紀生まれ初の勝利投手へ-。日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農=には、新時代の先駆者となるべく進んでいってほしい。昨秋のドラフト会議でプロ入りが決まった2001年生まれの投手は、吉田輝とヤクルトのドラフト3位・市川悠太投手(17)=明徳義塾=の2人。「勝ちます!」。堂々と宣戦布告するその姿を見て、記者は大活躍を確信した。

 昨夏は予選から1517球を投げ抜き、秋田県勢103年ぶりの甲子園準優勝の原動力となった。中日のドラフト1位・根尾やロッテの同1位・藤原、そしてチームメートになった日本ハムの同5位・柿木(いずれも大阪桐蔭)ら同世代のライバルと出会い、大きな刺激を受けた。市川を含めて高校日本代表では共に日の丸を背負った仲間だが、偽らざる本音を隠すことはできない。

 「ファイターズもそうなんですけど、(今年は)高校生(の新人選手)が多いと思います。その中で一番早く1軍で活躍して、一番長く活躍したいです」

 野心を燃やし、それをわれわれマスコミの前で公言する。「自分は周りから無理だと思われるようなことを口に出して、目標にしてきました」と言う右腕は頼もしく、またスター性をビンビン感じる。開幕投手、2桁勝利、新人王、そして沢村賞。1学年上の清宮にも共通する信念だと思う。5年連続奪三振王の楽天・則本を理想に掲げる青年に、一人の野球ファンとしても惹(ひ)かれる部分は多い。

 素顔は人なつっこく、誰からも愛されるキャラクター。好きな女性有名人は「結構いるんですけど」と前置きした上で、「永野芽郁さん」と照れながら答えた。永野が出演中の日本テレビ系ドラマ「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」を見るのが毎週の楽しみだ。大好きなアイスは「ダメな太り方をしないようにします」と制限し、鶏のささみを食べて良質なタンパク質の摂取に取り組んでいる。一度グラウンドを離れれば、等身大の18歳。まだまだ魅力は隠されている。

 スターダムにのし上がっていく姿を間近で見られる幸せを感じながら、鎌ケ谷スタジアム内の記者室でこの原稿を書いている。平成最後の夏の主人公から、21世紀の主人公へ-。「日本一の投手になりたいです」。一歩ずつ、一歩ずつ。吉田輝が残す足跡をたどり、追いかけていきたい。(デイリースポーツ・中野雄太)

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