【野球】センバツでの活躍に期待 明治神宮大会で輝きを放ったスラッガーたち

 各地区の秋季大会を勝ち上がった高校が出場する明治神宮大会が、11月に開催された。来春のセンバツ出場が確実な10校が集い、世代を代表するスラッガーたちは、将来を期待させる活躍を見せた。

 日本航空石川・上田優弥外野手(2年)は、身長185センチ、体重97キロと恵まれた体を持ち、旧チームから4番に座る左打者。今夏の甲子園1回戦・木更津総合戦では九回に決勝適時打を放ち、大舞台での勝負強さを見せた。新チームでも主砲を任されており、秋季石川大会では3本塁打。高校通算24本塁打まで伸ばしている。

 明治神宮大会1回戦・日大三戦では3安打。四回に鋭い打球で左中間を破る2点二塁打を放った。「高校に入って打撃が成長して、逆方向にも柵越えを打てるようになった。甲子園でもしっかり結果を出したい」。今秋は左膝に不安を抱える中で結果を残してきた。万全となった来春センバツは一層の活躍が期待できる大砲だ。

 中央学院はプロ注目の「4番・エース」、大谷拓海投手(2年)が、日本ハム・大谷と似たフォロースルーで圧巻の一発を放った。準々決勝・明徳義塾戦の八回。プロ注目右腕・市川の外角直球を捉えて、左翼席へ高校通算23本目の2ランを放った。

 相馬監督が「彼の逆方向へのホームランはよく見ている。高校生としては素晴らしいものを持っている」と評価する打者であり、投手としては最速145キロを記録する。“千葉の大谷”にとって聖地デビューとなる来春センバツは、大きな注目を集めそうだ。

 明治神宮大会王者の明徳義塾は、右の大砲・谷合悠斗外野手(2年)が打線の中心を担う。準決勝・静岡戦では、八回に左翼席へ高校通算23本塁打目となる同点2ランを放った。

 新チーム当初の4番から6番に打順を下げていたが、この一発で復調。決勝・創成館戦は4番に戻り、3安打を放って優勝に貢献した。「(今秋は)6番になって悔しい思いがあった。センバツではちゃんと4番を取り返したい」。馬淵監督が入学時から素質を評価している名門の大砲。来春は指揮官に初のセンバツ制覇をもたらし、恩返しを目指す。(デイリースポーツ・西岡 誠)

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