【野球】ロッテ井口新監督によき理解者 今岡2軍監督が6年ぶり復帰
1、2軍総勢51人と大所帯となったロッテの鴨川秋季キャンプ。
最下位からの再建。この目標に向かい、1日のキャンプ・インから井口資仁新監督(42)は精力的に指揮を執っている。
その新監督のそばにピッタリと寄り添っているのが今岡真訪2軍監督(43)だ。
阪神のファーム打撃兼野手総合コーチから6年ぶりにロッテに復帰した。もちろん、井口監督に請われてのことだ。
「このキャンプは見ることに徹しています」。以前の在籍時とはチーム状況も変わっている。今岡2軍監督はじっくりと選手たちの状態を見極めている。
求められているのは1、2軍の太いパイプ役だ。井口監督は「2軍とのコミュニケーションをしっかりと取りたい」と話すが、今岡2軍監督も「監督の方針とは全く違わないでやっていく」と呼応している。
今岡2軍監督と井口監督はツーと言えば、カーの仲だ。
今岡2軍監督は高校3年時、青山学院大学のセレクションを受けているが、その時に井口監督と知り合ったという。
そこから付き合いが始まり、96年のアトランタ五輪では遊撃・井口、二塁・今岡の二遊間コンビを組んだ。今岡2軍監督の引退パーティーにも井口監督は駆けつけている。
最下位からの再建には1軍の戦力充実はもちろん、2軍からのイキのいい戦力供出が必要不可欠となる。
1、2軍の垣根を取り払い、風通しをよくしたい。今回の鴨川秋季キャンプには1、2軍で総勢51人が参加している。昨年までは1軍の20数人だった。これも井口-今岡ラインの考えの1つだろう。
今岡2軍監督は「(監督、コーチが)1、2軍で言っていることが違わないようにしたい」と語る。
ともすれば、2軍の選手は『あのコーチにやらされているから、こういう結果しか出ない』と不平不満を漏らす。これはどの球団でも見られる現象だ。
1、2軍首脳陣たちが共通した選手指導の理念を持ち、ともに指導に当たる。逆に言えば、選手に言い訳を許さない。強い意志がうかがえる。
今岡2軍監督は「常に監督の考えていることを理解して選手に伝えたい」と語る。
これも公私ともに長い親交があるからこそだ。井口新監督がよき理解者とともにチーム再建に力強く進もうとしている。(デイリースポーツ・菊地順一)
