【野球】日本シリーズ 負けなし決着は少なく、最多は「4勝3敗」

 今回で68回目となる日本シリーズは、28日からソフトバンクとDeNAの顔合わせでスタートした。両チームの対決はシリーズ史上初だが、ソフトバンクが本拠地で①②戦を連勝した。

 初の日本シリーズが行われた1950年は松竹と毎日の対戦。毎日が4勝2敗で初代覇者となったが、毎日は大毎から東京を経て、現ロッテ。松竹は球団が消滅している。最多出場34回を誇る巨人は51年に初出場。出場回数、優勝回数(22回)ともに群を抜いている。65~73年には前人未到の9年連続日本一を達成。敗れたパ球団は南海、阪急、ロッテの3球団。阪急は5度の挑戦も実らなかった。

 7試合制の4戦先勝方式で争われる日本シリーズで、過去67回の決着した勝敗は4勝0敗、4勝0敗1分け、4勝0敗2分け、4勝1敗、4勝2敗、4勝2敗1分け、4勝3敗、4勝3敗1分けの8通り。唯一、西武と広島が対戦した86年は①戦の引き分けに始まり、第8戦までもつれ込んだ(日本一は西武)。

 最も多い勝敗は「4勝3敗」の20度。3連勝3連敗から7戦目を制したのは76年・阪急の1度だけ。3連敗から4連勝の大逆転優勝は58年・西鉄、89年・巨人の2度ある。V9期間中の巨人は7試合を戦うことはなかった。直近の4勝3敗は13年・楽天。以後3年は5戦、5戦、6戦で終わっている。

 「4勝3敗」に続くのは「4勝2敗」の19度。①②戦連敗から③戦以降の4連勝で制したのは00年・巨人と16年・日本ハムの2度しかない。そして「4勝1敗」が17度。14年の阪神は①戦に先勝しながら、②戦からの4連敗で敗退した。

 引き分けを含む負けなしで決着した「4勝0敗」「4勝0敗1分け」「4勝0敗2分け」は7度。「4勝0敗」で決したのは、59年・南海、60年・大洋、90年・西武、02年・巨人、05年・ロッテの5度だが、引き分けを含んだ負けなしでも、確率的には全体の10・4%。負けなし決着はやはり少ない。(デイリースポーツ)

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