【野球】下克上CS突破へ初戦勝利必至
セ・パ両リーグのCSファイナルSが18日に開幕する。リーグ優勝した広島とソフトバンクがそれぞれ本拠地で迎える短期決戦。両チームの今季ホームゲーム成績を見ると、高い勝率はもちろん、“投高打低”の傾向がうかがえる。
広島のマツダでの成績は今季69試合で48勝20敗1分け、勝率・706を誇る。同球場でのチーム防御率は2・99。他のセ主要5球場では、ナゴヤドーム=2・88、東京ドーム=3・15、神宮=3・73、甲子園=4・29、横浜=6・53。ナゴヤドームに次ぐ好数字だった。
一方、マツダでのチーム打率は・279。他球場は、東京ドーム=・290、横浜=・286、甲子園=・282、神宮=・262、ナゴヤドーム=・229で本拠地は4番目の成績となる。
ソフトバンクのヤフオクドームでの成績は67試合で48勝19敗、勝率・716。同球場でのチーム防御率は2・78で、Koboパーク宮城=2・97、ZOZOマリン=3・23、札幌ドーム=3・32、京セラ=3・62、メットライフ=5・54。ホームが一番の好成績だ。
対して本拠地打率は・257。他のパ主要球場はZOZOマリン=・268、札幌ドーム=・266、Koboパーク宮城=・260、メットライフ=・258、京セラ=・246で2番目に悪かった。
CSが導入されたのは07年。過去10年のファイナルS(09年まで第2ステージ)で、ビジターチームが日本シリーズに進んだのはセで2例、パで1例。セでは07年の2位だった中日と14年の2位だった阪神。パでは10年の3位・ロッテがCSを突破。ちなみにそれぞれの第1戦スコアは次のとおり。
【07年 セ・第2S第1戦】
中日5-2巨人
【10年 パ・ファイナルS第1戦】
ロッテ3-1ソフトバンク
【14年 セ・ファイナルS第1戦】
阪神4-1巨人
共通点は少ない失点に抑え、初戦に勝利したことだった。(デイリースポーツ・記録係)