【野球】パ・リーグ平日デーゲームの効果は

 プロ野球5日のパ・リーグ全3試合が平日デーゲームで行われた。対戦カードは、ロッテ-日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)、楽天-ソフトバンク戦(Kobo宮城)、西武-オリックス戦(メットライフドーム)。春休み期間中の子供たちにも来場しやすい時間帯で、学生らをターゲットにした狙いが感じられる。

 5日の3試合それぞれの入場者数は、ロッテ-日本ハム戦が2万5094人、楽天-ソフトバンク戦が2万6298人、西武-オリックス戦が1万5436人。3試合合計は6万6828人だった。中でもロッテは、この日の試合を「春休み子ども祭り」と題して公式HPなどで来場を呼びかけた。

 ちなみに、昨年の4月5日も平日の火曜日で、パ全3試合がナイターだった。入場者数はソフトバンク-ロッテ戦(ヤフオクドーム)が3万5165人、オリックス-楽天戦(京セラドーム)が1万8398人、西武-日本ハム戦(西武プリンス)が1万3913人。合計は6万7476人で今回と比べて、そこまでの開きは見られない。

 ただ、昨年はヤフオクドームでの観客動員数の占める割合が大きく、他2試合は2万人に届かず。一方、今年は3試合の内、2試合で2万5000人以上を記録している。

 特にロッテは昨年3月29(火)、30日(水)の楽天戦でも平日デーゲームを実施。共にQVCマリンでの試合で入場者数は29日が1万9248人、30日が1万6589人だった。今回で2年連続での取り組みとなり、中学生以下には「マリーンズキャップ」を配布することも告知。同球場への昨季1試合平均入場者数が2万0881人だったことから、今回は平均以上の観客数を集めたことになる。

 会社員にとって野球観戦しにくい時間である一方、入場者数は健闘したとの見方も。平日デーゲームの試みが、野球ファン拡大に大きな効果をもたらすかもしれない。(デイリースポーツ・折原良輔)

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