【野球】阪神・鳥谷は記録ラッシュの予感!!

 オープン戦も終盤に差し掛かり、10日後の31日には2017年のペナントレース開幕を迎える。阪神・鳥谷敬はプロ14年目で36歳シーズン。今季は大記録到達、さらに更新も視界に入ってきている。

 03年度ドラフト自由枠で阪神に入団した鳥谷は、1年目の04年開幕戦に初出場初スタメン(4月2日・巨人戦=7番・遊撃)。通算試合出場数は1831まで伸ばしてきた。プロ野球歴代79位だが、阪神球団では藤田平2010、吉田義男2007、桧山進次郎1959、遠井吾郎1919に次いで歴代5位。今季も全試合に出場すれば、通算1974試合となり、球団史上3人目となる2000試合出場が迫ってくる。

 鳥谷といえば、連続試合出場が代名詞にもなっているが、04年9月9日・ヤクルト戦から始まった連続試合出場は1752で継続中。現役で鳥谷に続くのが広島・丸佳浩の532試合だから、鳥谷の数字は群を抜いていることが分かる。今季も順調に試合出場を重ねれば、14試合目でプロ野球歴代2位の金本知憲(現阪神監督)の1766に並び、15試合目で単独2位に浮上する。

 05年から16年までは12年連続で全試合出場を果たしており、今季もクリアすれば、こちらも金本の記録を抜いて、プロ野球歴代2位の13回目(1位は衣笠祥雄17回)となる。

 連続試合出場とともに通算安打数でも大記録が近づいている。現在1872安打は藤田2064に次ぐ、球団歴代2位。ちなみに、球団唯一の2000安打達成者である藤田は、プロ18年目の1983年5月3日・巨人戦、1875試合目(35歳6カ月=史上9番目の年少記録)での大台到達。翌84年に現役生活を終えている。

 球団史上2人目となる2000安打まで、あと128。鳥谷の1872安打を1年平均で計算すると144。現時点で守備位置こそ定まっていないが、三塁でも二塁でも試合にさえ出場すれば、今季中の偉業達成は十分可能だ。(デイリースポーツ・堺 義彦)

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