原沢久喜が準決勝敗退 東京で悲願ならず 3位決定戦でリオ決勝で敗れたリネールと再戦
「東京五輪・柔道男子100キロ超級・準決勝」(30日、日本武道館)
原沢久喜(29)=百五銀行=が、準決勝でクルパレク(チェコ)に敗れた。リオ五輪銀メダルから悲願の金メダルを目指したが、無念の結果となった。3位決定戦ではリオ五輪決勝で敗れたリネール(フランス)と対戦する。
リオ五輪100キロ級金メダルから階級を上げて2大会連続金メダルを狙う寝技巧者の相手に対し、ゴールデンスコア方式の延長戦に突入。隅返しから腕を取られてピンチを迎えたが脱出。だが、攻めてを失って迎えた7分59秒、大外刈で技ありを奪われ、敗退が決まった。
東京五輪半年前に、原沢をまさかの事態が襲った。1月のマスターズ大会で、足技を受けた際に右肩から強く落下。試合後には立ち上がることができず、担架で運ばれ、「脇腹のろく軟骨のあたり」を負傷した。
その際に全柔連を通して「まずはケガを治し、次に向けてしっかり準備したい」とコメント。すぐさま前を向くと、今年4月のグランドスラム(GS)アンタルヤ大会で、準優勝を果たした。
リオ五輪で獲得したのは銀メダル。それから、頂点だけを目指してきた。胸にある「柔道人生で一区切りの大会になる。一つの集大成」と不退転の思いだった。強豪ぞろいの男子最重量級で、悲願は達成できなかった。
◆原沢久喜(はらさわ・ひさよし) 1992年7月3日生まれ。山口県出身。リオ五輪の銀メダリスト。世界選手権は18年3位、19年2位。全日本選手権は15、18年優勝。得意は内股。191センチ、123キロ。
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