「東京五輪・競泳男子２００ｍ個人メドレー・予選」（２８日、東京アクアティクスセンター）

　１９年世界選手権で２００メートル、４００メートル２冠の瀬戸大也（ＴＥＡＭ　ＤＡＩＹＡ）が準決勝進出を果たした。１分５８秒１５で全体の１６位でギリギリ滑り込んだ。

　スタンドで応援するチームメートに右腕を突き上げて入場した。最初のバタフライで差のない３番手でターン。背泳ぎでも上位をキープし、得意の平泳ぎでも３番手でターンしたが、またも最後の自由形で順位を下げた。

　大本命の４００メートル個人メドレーで予選落ち。切り替えて臨んだ２００メートルバタフライでも準決勝で敗退した。これが今大会最後の個人種目となる。

　瀬戸は五輪の１年延期でモチベーションの維持に苦戦。さらに昨秋の不倫問題で昨年末まで活動停止処分となった。その後は気持ちを切り替え、同級生の浦瑠一朗コーチとともに準高地の長野県東御市を中心に調整。練習での手応えも口にしていた。