「東京五輪・サッカー女子・１次リーグ、日本０－１英国」（２４日、札幌ドーム）

　女子１次リーグＥ組の日本は英国に０－１で敗れ、１分け１敗となった。前半は強豪相手に互角の戦いだったが、後半２９分に“なでしこキラー”ＦＷホワイトに先制ゴールを献上。終盤にベンチスタートだったエースの岩渕真奈（２８）＝アーセナル＝を投入したが、ゴールを奪うことはできなかった。日本は勝ち点１のＥ組３位で、１位通過の可能性が消滅。最終戦のチリ戦（２７日、宮城スタジアム）で１次リーグ突破を目指す。

　痛い敗戦となった。強豪・英国相手にうまくリズムに乗れず。岩渕は「振り返りは必要だけど、次に向けて顔を上げて進みたい」と前を向いた。

　この日はコンディションを考慮し、ベンチスタート。後半３５分からピッチに立ったが、得点を生み出せなかった。「自分のコンディションの問題。チームに迷惑をかけてしまった」と唇をかんだ。

　次戦のチリ戦（２７日、宮城スタジアム）も中２日となり、状態への不安が残るが「次は万全の状態でいける予定」と回復を誓う。

　決勝トーナメント進出へ希望をつなぐためにもチリ戦での勝利は必須。エースは「下を向いている暇はないくらい、次は勝つしかない。次は１００％のコンディションでいけるように頑張りたい」と力を込めた。