途中出場の岩渕「迷惑かけた」高倉監督は「ちょっと万全ではない」と説明
「東京五輪・サッカー女子・1次リーグ、日本0-1英国」(24日、札幌ドーム)
2012年ロンドン五輪銀の日本は1次リーグE組の第2戦で英国に0-1で敗れ、1分け1敗の勝ち点1で同組3位となった。英国は2連勝で勝ち点6とし、決勝トーナメント進出を決めた。カナダはチリを2-1で下し、勝ち点4で2位。チリは同0で最下位。
21日の初戦・カナダ戦で同点弾を決めたエースの岩渕真奈(アーセナル)はベンチスタート。後半35分からピッチに立ったが、得点を生み出す事はできなかった。
0-0で迎えた後半29分に英国FWホワイトにゴールを許し、そのまま敗戦の笛を聞いた。
高倉麻子監督(53)は岩渕の状態について「ちょっと万全ではないが、プレーはできる。次に向かってやっていきたい」と話すにとどめた。後半36分から投入された岩渕は試合後、「自分のコンディションの問題を含めて、チームに迷惑を掛けてしまった。自分の中では準備はしていた。次は万全の状態でいける予定」と語った。
1次リーグ最終戦のチリ戦(27日、宮城)は勝利が必須条件となる。岩渕は、「下を向いている暇はないくらい、次は勝つしかない。振り返りは必要だけど、次に向けて顔を上げて進みたい」と前を向いた。