なでしこ 高倉監督は敗戦も「やりたいような形は出てきた」スタメン変更の意図も説明

 試合後、ベンチに残り頭を抱える高倉監督(撮影・金田祐二)
 イレブンを迎える高倉監督(撮影・金田祐二)
 前半を戦ったイレブンを迎える岩渕真奈(中央)=撮影・金田祐二
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 「東京五輪・サッカー女子・1次リーグ、日本0-1英国」(24日、札幌ドーム)

 なでしこジャパンが第2戦・英国戦で敗戦。1敗1分けとなり、厳しい状況となった。第3戦はチリと戦う。

 1-1で引き分けた初戦のカナダ戦(21日・札幌ド)で日本を救う同点ゴールを決めたエースのFW岩渕真奈(アーセナル)はベンチスタート。カナダ戦からはスタメン5人を入れ替えて臨んだが、前半はパスミスも目立つなどリズムに乗れなかった。0-0で折り返した後半も英国ペース。29分に右からのクロスにホワイトが頭で合わせ、これが決勝点となった。

 高倉監督は「難しい試合になることは分かっていた。粘り強く勝ち点1、3をとりにいくということで集中していたが、ひとつのプレーで仕留められた。向こうの思ったゲームプランになってしまった」と振り返った。

 スタメン入れ替えの意図については「最初のカナダ戦は全体的に後ろに引っ張られてしまい、その形から攻撃に人をかけられなかった。(今日は)前目にひとをかけていこうと。今日は押し込まれる展開になりましたが、少し自分たちのやりたいような形は出てきた。そのへんを前向きにとらえて次の試合に向かっていきたい」とした。

 次戦のチリ戦は勝利が求められる。「勝ち点3を取りに行く。点を取りに行くということに関して、攻撃の厚みもそうですし、コンビネーション、シュートを打ちきるということをチームで確認したい」と語った。

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