平野歩夢「最後まで全力で戦います」JOCがコメント発表 複数箇所骨折の重傷からの復活劇へ「自分の滑りが」
JOCは6日、ミラノ・コルティナ五輪開幕を前に出場全選手のコメントを公式ホームページで公開。スノーボード男子ハーフパイプで2大会連続の金メダルを目指す平野歩夢は「最後まで全力で戦います」と決意を記した。
総勢104人の決意が並ぶ中、平野歩は「自分の滑りが、応援してくださる方々、そして子どもたちにとって、少しでも挑戦する勇気や、自分なりの一歩を踏み出すきっかけになれたら嬉しいです」と語った上で「これまで積み重ねてきた日々を信じ、自分の持てる力をすべて出し切れるよう、最後まで全力で戦います」と決意した。
1月17日にスイスで行われたW杯第5戦。1回目のトリックの空中でバランスを崩し、約7メートルの高さから、硬い雪上に顔と下半身を強打した。縦2回転、横3回転半しながら体を反らせて板の先端をつかむ荒技で、平野歩のオリジナルトリック。「練習から何回も頭から落ちたり、ほぼ逆さの状態で落ちていた」と壮絶な練習過程で身に付けた大技だったが、五輪開幕まで1カ月を切った段階で悲劇が襲った。
五輪前最後の実戦として1月末の冬季Xゲームにも出場予定だったが、緊急帰国して病院を受診。複数箇所の骨折&打撲と診断された。幸いにも骨折はズレがなく、広範囲でないことも確認できたため、SAJは腫れと痛みが引き次第、段階的に練習を再開していくと発表。他のハーフパイプ日本代表はスイス・ラークスで直前合宿中だが、平野歩は復帰へ向けて別メニューでリハビリを行っている。
トレーナー・松栄勲氏は1月24日に「なんと、痛みなくスノーボードの動きができるまでに回復しました!!!まもなく実践練習もできそうです!!骨盤の骨折や鼻骨の骨折、膝の極度の打撲など満身創痍で、4日目まで松葉杖を手放せませんでしが、すごい回復力を見せています!」とリハビリ状況を明かしていた。11日(日本時間12日)に行われる予選まで、残り6日。奇跡の復活劇へ着々と準備を進めている。
