フィギュア・坂本花織 本番会場で“初滑り” 「何て、ぜいたく」35分間単独で 集大成へ「やるべきことはしっかりやって」
ミラノ・コルティナ五輪に出場するフィギュアスケート女子代表で、今季限りで現役を引退する坂本花織(25)=シスメックス=が2日、本番会場で“初滑り”を行った。35分間を単独で滑って調整し「何て、ぜいたく」と笑顔を見せながら、現役ラスト五輪へ「まずは楽しむこと」と胸を躍らせた。ペアの三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)と、アイスダンスの吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)も氷の感触を確かめた。
イタリアの地でも持ち前の明るさが輝いた。坂本は単独で本番のリンクに立ち、35分間の公式練習でショート、フリーともに曲をかけて調整。ジャンプの多少のミスには「氷の感触はもうちょっとかかるかな?って感じ。調子が悪くてじゃなくて、調整していけばいける」と自信をのぞかせ、「五輪会場を1人で滑れるなんて、何て、ぜいたくなんだと思いながら。いい練習ができたのかな」と笑みを浮かべた。
初出場だった18年平昌五輪から3大会連続の代表。今季限りでの現役引退を表明しており、集大成の五輪となる。「1人部屋で、(みんなと)わちゃわちゃできないのが寂しい」と選手村の裏事情などを明かしてリラックスムードを漂わせていたが、報道陣から五輪に対する思いを問われると、間を空けて大きく息を吸い、上を見上げてほほ笑んだ。
「まずは楽しむこと。選手で経験できることはラストなので。やるべきことはしっかりやって、自分のスケートがしっかりできるように」
起用が見込まれる団体戦は6日、女子SPは17日(日本時間18日)に行われる。「良い波をつくっていけたら」。1月末にイタリア入りしてからは、北西部バレーゼで直前合宿を行い、充実した練習を積んできた。目標に掲げる「銀メダル以上へ」。一瞬一瞬をかみ締めていく。
