坂本花織 団体金から個人有終金目指す “もっといい色”でラスト五輪に花を 「私らしく」集大成へ自信

 フィギュアスケート女子のミラノ・コルティナ五輪代表で、今季限りで引退する坂本花織(25)=シスメックス=が16日、神戸市の拠点リンクで練習を公開した。五輪開幕日の2月6日に始まる前回銀メダルだった団体で金を目指し、17日のSPでスタートする前回銅の個人種目につなげる決意を口にした。同じく女子の五輪代表、千葉百音(20)=木下グループ=と、ペアの五輪代表の長岡柚奈(20)、森口澄士(24)組=ともに木下アカデミー=は、京都府宇治市で練習を公開した。

 坂本が「集大成」に向けて、着実に、順調に歩みを進めていることを公開練習で示した。中野園子、グレアム充子両コーチが見守るリンクで、一つ一つの動きを確認。終わればプログラムで使用する曲に合わせて、本番さながらの演技を繰り返した。

 折に触れ、中野コーチから「下のクラスでやりますか?」「何でそんな簡単なのが跳べへんの!」など、厳しい声も飛んだが、坂本は「いつもの感じですよ」と笑い飛ばした。そこには「年末年始は、いつもみたいに“ぐでっ”としていなかったので、体は動く。調子は悪くない」という自信が見え隠れした。

 年初には溶血性レンサ球菌(溶連菌)に感染するアクシデントもあったが、現在は完治。また「憧れ」という五輪2大会出場の鈴木明子さんからは、ステップ時の「間」の取り方で助言もあった。自身の動画を見返すなど、5連覇を果たした昨年12月の全日本選手権以降も完成度が高まっていることを実感しており、自信に結びついている。

 開幕まで3週間。「マイナス要素があるとすれば、ルッツ。なので(練習では)失敗してもルッツを跳ぶ、ということを意識してやった」と、さらに上を目指した仕上げの道筋もはっきりと見えている。

 前回の2022年北京大会は団体で銀、個人で銅を手にした。「正直(メダルは)苦しいかなと思っていたが、いろんな奇跡が起きて、どちらもメダルを取ることができた」と振り返る。だからこそ、フィギュアスケートの日本女子で初の3大会連続出場となる今回は「もっといい色」と貪欲にもなれる。

 「団体は、初出場で緊張する子もいるだろうから、私らしく“場”を盛り上げることができたら」。そこでの「いいスタート(=金)を個人につなげたい」と決意を口にした。

 「最近、三宮をぶらぶらしていても『オリンピック頑張ってね』って声をかけられて、意外とみんな知っていてくれてうれしい」と期待の高まりを感じている。本番へ、「これが私の滑り」と言い切れる演技で応えてみせる。

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