ショット不振のセカンド鈴木夕湖、当日練習で勝利に貢献

 3位決定戦の英国戦を前に、体を動かす藤沢五月選手(左手前)ら日本チーム(共同)
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 「平昌五輪・カーリング女子・3位決定戦、日本5-3英国」(24日、江陵カーリングセンター)

 LS北見の日本は、ソチ五輪銅メダルの英国を下し、日本勢初となる銅メダルを獲得した。セカンドの鈴木夕湖は、他の選手が休養する中で当日練習に参加。結果を残した。

 勝負の決まった10エンドでも鈴木のショットがさえた。ガードの裏にストーンを置いた。中盤でも大事なショットを続けていた。今大会「正直、私はそんなによくなかった」と振り返ったようにショットの確実性に欠けていた。それでも「仕事は投げるだけじゃないので、頑張ってよかった」と歓喜の瞬間を迎えることができた。

 23日の準決勝・韓国戦は延長戦にもつれこみ深夜まで続いた。1次リーグを含め10戦を戦い疲労はたまる一方。鈴木以外の選手は休養に努めたが、リザーブの本橋麻里とともに試合会場を訪れ氷と向き合った。LS北見結成時のメンバーで本橋と苦楽をともにしてきた鈴木にとって、今大会最終戦に向けて準備をした。

 身長146センチの小柄な鈴木は休養をとらず練習した成果を銅メダルという結果に結びつけた。最後は「オリンピックは休みもたまにあったんですけど、大舞台ということで緊張もあった」と笑顔で振り返った。

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