ジャンプLHカギは風…葛西「当たり外れ大きい」 竹内「普段の行いも出るかな」

 「平昌五輪・スキージャンプ男子ラージヒル・予選」(16日、アルペンシア・ジャンプセンター)

 予選が開催され、ノーマルヒルで日本勢トップの7位入賞だった小林陵侑(21)=土屋ホーム=はヒルサイズを越える143・5メートルの大ジャンプを見せ、127・6点の3位で決勝に進んだ。葛西紀明(45)=土屋ホーム=は104・2点で22位。竹内択(30)=北野建設=は98・5点で27位。小林潤志郎(26)=雪印メグミルク=は189・5点で37位だった。4選手とも予選を突破した。

 前回ソチ五輪のこの種目で銀メダルを獲得した葛西は122・5メートル。「良くなかったです」と渋い表情。「今日もノーマル同様、当たり外れが大きい日」と風が結果に大きく影響したことを強調し、「今日は(風が)当たらなかったので、明日は当たってくれると信じています」と17日の決勝での奮起を誓った。

 ソチ五輪団体銅メダルメンバーの竹内は、今回ノーマルヒルでは出場できず初登場。120・5メートルを跳び、「今日は(予選を)通れば明日につながるので。明日までに自分のジャンプをつかむため、最終調整という感じですね」と淡々と話した。葛西同様、風の有利不利が大きく影響したことを強調し、「ポイントは風。当たれば行く。ノーマルヒルより当たり外れは大きいと思う。そこは普段の行いも出るかなと…」と真顔で話した。

 115・0メートルと失速した小林潤は「思い切って飛んでみたんですけど、課題の残るジャンプだった」と悔しげ。「日本代表に選んでもらったのであきらめず最後まで頑張ります」とコメントした。

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