【一問一答】羽生 世界からメディア200人集結「たくさんの人に自分のスケートを」

練習後、会見する羽生結弦=江陵(撮影・高部洋祐)
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 フィギュアスケート男子の世界王者で14年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(23)=ANA=が13日、江陵アイスアリーナの本番会場で練習し、会見した。海外メディアを含む報道陣約200人、テレビカメラ10台以上が集結。66年ぶりの連覇に挑む羽生の注目度の高さがうかがえた。

 羽生の一問一答は以下の通り。

 (会見の冒頭、羽生が司会者に促されて話し出す)

 「ケガをしてから3ヶ月間、試合を見るだけで滑れない日々が長くて、きつい時期を過ごしたけど、こうやって無事に五輪の会場で、メーンのリンクで滑れてうれしく思う。まだ試合が始まったわけでもないし、全然気を緩めるつもりはない。しっかり集中しながら、できることをしっかりと1つずつやっていきたい。それからもう1つ。自分がケガをして苦しい時期も、たくさんいろんな方から応援のメッセージを頂いた。本当に感謝の気持ちでいっぱい。まだ試合が終わっていないのでこういうのも変かもしれないけど、ありがとうございました。そのメッセージの力も、自分のスケートにつなげたい」

 -2連覇のプレッシャーと、そこに懸ける思いは。

 「こうやってたくさんの方に囲まれて取材を受けられる選手も限られいるし、ここからさらに多くの人へ、メディアを通して見てる方へ(届くので)、すごいたくさんの人に自分のスケートを見てもらえるんだなって気持ちでいっぱい。それがプレッシャーという言葉になるかもしれないけど、僕にとっては久しぶりに試合で滑れるので、むしろその力を精いっぱい受け止めたい。そして僕を待ち望んでくれた方に『見てて、待っててよかった』という演技ができるように頑張りたい」

 -(海外メディアより)つらいことを乗り越えると精神的に強くなったという選手は多い。どう感じるか。

 「ケガをしたからという気持ちはないけど、スケートが滑れない期間が2カ月くらいあって。その中で、スケートをしていたらたぶん学ぶ機会がなかったことがたくさんあったし、陸上でできたことや、考えられたこともたくさんある。そういう意味では、2カ月は無駄だったとは思っていない。たくさんのことを学べた」

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