【モスクワ共同】ロシアのスピードスケート女子でソチ冬季五輪銅メダリストのオリガ・グラフ選手は30日、平昌冬季五輪で同僚選手が参加資格を得られず、選手数不足で団体追い抜きに出場できないことを理由として参加を取りやめるとの声明を発表した。
組織的なドーピング問題でロシアは平昌五輪に国として選手団を派遣できないが、グラフ選手はIOCが設けた基準をクリアし、個人資格で参加できる169人のリストに入っていた。その中で不参加を表明するのは初めて。同選手は「スピードスケートの半分以上の選手が五輪に招待されなかったことが悲しい。私は彼らの潔白を疑っていない」と述べた。