シンクロ井村HC最高の誕生日プレゼント “鬼教官”確かな手腕でメダル奪回

乾友紀子(左)と、三井梨沙子(右)から銅メダルをかけてもらい笑顔の井村コーチ=リオデジャネイロ(撮影・棚橋慶太)
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 「リオ五輪・シンクロナイズドスイミングデュエット・フリールーティン」(16日、マリア・レンク水泳センター)

 乾友紀子(25)=井村シンクロク、三井梨紗子(22)=東京シンクロク=組が94・9333で、テクニカルルーティンの93・1214との合計188・0547で銅メダルを獲得した。シンクロ日本勢のメダルは2大会ぶり。

 最高の誕生日プレゼントに鬼コーチも喜びを爆発させた。16日は日本代表・井村雅代ヘッドコーチの66歳の誕生日。日本のメダルが確定すると、涙が止まらないまな弟子を満面の笑みで迎え、「勝った!勝った!おめでとう」と祝福した。「(2人から)最初に『お誕生日おめでとうございます』と言われたんですよ。強引に引っ張ってきたんですけど、メダルが取れて良かった。コーチ冥利です」と師弟の絆を強調した。

 シンクロが正式種目として採用されたロサンゼルス五輪から日本のコーチとして6大会連続のメダル獲得に貢献した。しかし2004年アテネ五輪後に退任し、北京とロンドン五輪では中国の監督としてメダル獲得に導いた。

 その中国の台頭もあり、日本は前回ロンドン五輪で初めてメダルを逃す。“お家芸”復活を託され、14年に日本のコーチに復帰すると、独特のスパルタ指導でメダル奪回を導き、その確かな手腕を見せつけた。

 井村ジャパンは18日(日本時間19日)から始まるチームで今大会2個目のメダルを狙う。

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