錦織決勝進出ならず 銅メダル獲得へ次戦の相手はナダル

 「リオ五輪・テニス男子シングルス・準決勝」(13日、五輪テニスセンター)

 男子シングルス準決勝で第4シードの錦織圭(26)=日清食品=は第2シードで2連覇を狙うA・マリー(英国)に1-6、4-6で敗れた。錦織は1920年アントワープ大会で熊谷一弥が男子シングルスで銀、熊谷が柏尾誠一郎と組んだ同ダブルスで銀メダルを獲得して以来となる日本勢96年ぶりのメダルを目指し、3位決定戦で第3シードのナダル(スペイン)と対戦。

 明暗はサーブで分かれた。錦織は今大会初めての格上であるマリーに挑戦。第1セットから精度を欠いて2度ブレークを許した錦織に対し、前回大会金メダリストは鋭いサーブをきっちり決めた。結局一度もブレークを奪えないまま、ストレート負けの完敗を喫した。

 「自分のミスがすごく多くて無駄なポイントを与えてしまった」と錦織。「(マリーは)今日は特にサーブが良かったし、ボールも深く打ってきていた」と唇をかんだ。

 これで対戦成績は1勝7敗。力の差を見せつけられ、落胆の色を隠せなかった。「もちろんショックもあるし、まだまだこんなに簡単にやられてしまうんだなというのは心に響く。なるべく忘れて、気持ちを切り替えたい」。

 過密スケジュールが続くが、ここが正念場。日本勢96年ぶりのメダルに向けて、「しっかり体と頭をリフレッシュしてプレーしたい」と気合を入れ直した。

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