バスケ日本女子 格上ベラルーシに勝利!司令塔の吉田亜沙美が躍動

 「リオ五輪・バスケットボール女子・1次リーグ、日本77-73ベラルーシ」(6日、ユースアリーナ)

 1次リーグが始まり、女子で3大会ぶりに出場した世界ランク16位のA組の日本は、同10位のベラルーシに77-73で競り勝った。司令塔の吉田亜沙美(28)=JX-ENEOS=の活躍が光り、20得点の栗原三佳(27)=トヨタ自動車=が決めた6本の3点シュートも効果的だった。渡嘉敷来夢(25)=シアトル・ストーム=は16得点。

 全員が初めて迎えた夢舞台で、日本が会心の白星スタートを切った。40分間足を止めることなく走り続け、最終盤まで続いたベラルーシとの競り合いを制した。9リバウンド、8アシストに4スチールと攻撃の起点となった吉田は「守備で我慢して攻撃につなげられた。負ける気はしなかった」と顔をほころばせた。

 流れを引き寄せたのは、チーム最多20得点の栗原だ。日本の生命線である3点シュートは、要所要所で計6本決めた。追う展開になっても、思い切りの良さは失わなかった。「みんながいいタイミングでチャンスをつくってくれた」とチームワークを強調した。

 栗原へのマークが厳しくなった終盤は、運動量で相手を上回った。リバウンドを奪うと193センチの渡嘉敷も果敢に駆け上がり、最後は吉田が速攻やフリースローで着実に得点した。

 格上の相手との対戦が続くが、目指すバスケットを体現できれば1次リーグ突破の可能性は高まる。8日は世界ランク7位の開催国ブラジルの胸を借りる。吉田は「高さとパワーでは勝てない。しっかり足を使って相手を疲れさせて、自分たちのペースに持ち込みたい」と意気込んだ。

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