三宅2大会連続メダルへ「一発に賭ける」

 リオデジャネイロ五輪で4度目の五輪出場となる重量挙げ女子48キロ級の三宅宏実(30)=いちご=が2日、6日(日本時間7日)の本番を前に、会場隣接の練習施設で公開練習を行った。12年ロンドン五輪の銀メダルに続く2大会連続のメダルへ期待がかかる中、不安を抱えていた腰痛が悪化したことを告白。厳しい戦いを覚悟した上で「一発に賭けようと思ってます」と、悲壮な決意を漂わせた。

 試合4日前、日本重量挙げのエースは苦しみの中にいた。リオ入り後、初めての公開練習。そこには悲壮感を漂わせながら、練習する三宅の姿があった。本番に向け、追い込みの練習を積んできた中で、ここ数年苦しめられてきた腰痛が悪化。「日に日に痛くなっている。厳しい状況」と現状を明かした上で「一発に賭けようかなと思ってます」と、強い覚悟を示した。

 現地入り後、この日までに挙げた重量はスナッチ80キロとジャーク100キロまで。それぞれ自身の持つ日本記録に7キロと10キロ及ばず、本番で1本目に挙げる予定のスタート重量を成功させることはできなかったという。「昨日、(スタート重量に)トライしたけど、全然挙がらずに心が折れた」。それでも心配する周囲を気遣うように笑顔を見せながら「本番で挙げます。やりますから大丈夫ですよ。五輪は何が起こるか分からない舞台」と、自分に言い聞かせるように前向きに話した。

 父の義行監督やドクターと話し合い、競技人生で初めて痛み止めの注射を打つことを決めた。義行監督は「腰からふくらはぎまで痛みがきている。技術は問題ないし、痛みがなければ上にいける。医科学の力を借りないと。(トータルで)190キロ以上挙げれば、メダルのチャンスはある」と説明した。

 30歳となって迎える4度目の五輪は、競技人生の集大成となる可能性は高い。「不安はあるけど、ここまできたら自分に自信を持って試合をしたい。この4年間で一番いい試合にできたら」と三宅。自らの力と経験を信じて、バーベルと向き合う。

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