卓球・福原愛「メダルを持って帰れない五輪には絶対したくない」

 卓球のリオデジャネイロ五輪代表が29日、羽田空港から現地へ出発、04年アテネ五輪から4大会連続出場となる福原愛(27)=ANA=は最年長らしく意気込みを新たにした。

 福原は「平野(早矢香)さんがいなくなり、私が最年長。平野さんのようにチームを引っ張っていけるよう頑張りたい」と23歳の石川佳純(全農)、15歳の伊藤美誠(スターツ)の先頭に立つ自覚をのぞかせた。女子団体が4位だった北京、銀メダルだったロンドンの両方を経験しているだけに「3位と4位はこんなに違うのかと身をもって実感した。(メダルを)持って帰れないオリンピックには絶対にしたくない」と力を込めた。

 リオでは選手村の設備が問題になっているが「対応力はあるし、みんな明るい性格なので気にならない」と、世界各国を転戦し数々の経験をしている福原らしい落ち着きぶり。石川も「慣れているのでメンタルには影響しない」と言い切り、最年少の伊藤も「壁から水だけは困るけど、シャワーが弱かったりはよくあること」とトラブルを笑い飛ばす余裕を見せていた。

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