「交流戦、ロッテ－阪神」（８日、ＱＶＣマリンフィールド）

　阪神先発のドラフト５位・青柳（帝京大）が４回２／３を投げて６安打６失点で降板した。プロ２戦目の先発は、リードを許してマウンドを降りた。

　初回、先頭の加藤、続く高浜に連打を浴びて一、三塁とされると、角中の中犠飛で先制された。１－１の三回には、１死一、二塁からナバーロの中前適時打、鈴木の右越え２点二塁打で計３失点。２－４の五回は１死から死球、四球で走者をためると、ナバーロの打席で暴投して二、三塁。ナバーロを二ゴロに打ち取って２死となったところで、榎田にマウンドを譲った。

　代わった榎田は鈴木に左前への２点適時打を打たれ、青柳は６失点となった。制球が安定せず、４四死球を与えた。時折、変化球がすっぽ抜けるなど、本調子ではなかった。「左バッターによくやられてしまったことと、四死球から失点してしまい、一番やってはいけない点の取られ方をしてしまった」と振り返った。

　青柳は１日の楽天戦でプロ初登板初先発し、５回１失点で初勝利を挙げていた。この試合でも勝てば２戦２勝となり、２リーグ分立後の阪神の新人では初めての快挙だったが、達成はならなかった。「前回の登板で課題に挙げた制球に苦しんでしまい、ランナーを背負うピッチングになってしまいました」と反省を口にした。