元千代の富士、がん手術 早期発見で「大丈夫」

 7月の大相撲名古屋場所を内臓疾患で全休した九重親方(60)=元横綱千代の富士、本名秋元貢、北海道出身=が秋場所初日の13日、早期の膵臓がんで手術を受けていたことを明らかにした。1カ月ほど入院し、7月下旬に退院した。

 体重は13キロほど減ったというが体調は良好で「大丈夫だよ。健康体だ」と張りのある声で話した。秋場所は通常通り、館内で無気力相撲の有無をチェックする監察委員の職務に当たる。

 現役時代に「ウルフ」の愛称で親しまれた九重親方は、史上3位の31回の優勝を誇り、1989年に角界で初めて国民栄誉賞を受賞した。

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