J2熊本 23日ホーム横浜FC戦は中止

 Jリーグは19日、大阪府吹田市内で理事会を開き、熊本県などで続く地震の影響で、23日のJ2熊本-横浜FC戦を中止すると発表した。代替日は未定。また、リーグとして義援金1000万円を拠出することを決めた。

 現在、J2熊本の本拠地うまかな・よかなスタジアムは災害拠点になっており、通常運営に戻る見通しは立っていない。選手の大半は県外に避難しており、県内に残る一部の選手もボランティア活動などを行っているという。また、芝の状態を回復させるには約1カ月かかるとの見立てもある。

 熊本の池谷友良社長は「Jリーグや他のクラブから、アウェーで練習することや、近隣の施設を借りることなどいくつかの提案を頂いたが、選手も被災者。もう一度大きな揺れが来るという懸念もある中、家族を残して遠征に行くことへの不安もある」と話した。21日に一度全員が集まり、今後について協議する予定という。

 池谷社長からの報告を聞いたJリーグの村井満チェアマンは「試合の再開について議論をし、整理した。一つ目は練習ができる環境であり、選手が全力を尽くせるのか。二つ目は安全なスタジアムであるか。三つ目はアクセスの安全」と説明。この3点を考慮して次戦の中止を決定し、今後の判断は熊本の感情や意見を第一に決定していくとした。

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