来年3月の役員改選に伴う日本サッカー協会(JFA)の次期会長選挙は、透明性を高めた初の試みで1日から活動期間が始まり、立候補の意向表明が可能になる。後の手続きを経て候補者が複数の場合、1月31日の評議員会で選挙を実施する。理事や評議員からは田嶋幸三副会長(58)や原博実専務理事(57)を推す意見が聞かれ、有力候補とみられる。
任期が今期限りの大仁邦弥会長(71)は「広く全国から意見を聞き、開かれた形になれば」と話す。従来は一部幹部の意向が大きく作用し「密室での選考」と批判もあったが、国際サッカー連盟(FIFA)の指導と基準に沿って規約を変えた。