柏 ACL本戦へレアンドロV弾
「ACL・東地区プレーオフ、柏3-2チョンブリ」(17日、柏)
昨季のJ1で4位となった柏は2-2で迎えた延長後半11分、右CKにFWレアンドロが頭で合わせ、これが決勝点となり3-2でチョンブリ(タイ)を撃破。2年ぶりとなるアジアチャンピオンズリーグ(ACL)本戦出場を決めた。
レアンドロは「プレーオフのためにこなしてきた練習の成果だと思います。今年初戦ということもあって、たくさんのチャンスを決めきれなかった。試合をこなすことで、少ないチャンスを決める試合も出てくると思う」と話した。
柏は2-1で迎えた後半20分にチョンブリMFクルクリットにミドルシュートを決められ、2-2の同点とされた。
その後、FWクリスティアーノ、途中出場のMF太田が何度も決定機を迎えたが、ことごとく生かせない。延長後半8分には今季復帰した元日本代表のFW大津が投入され、結果的にその直後に決勝ゴールが生まれた。
試合は柏が先手を取る展開だった。前半8分にMF武富がこぼれ球を詰めて先制。直後の同10分にチョンブリFWレアンドロ・アスンプソンのゴールで同点とされたが、後半13分にはレアンドロがPKを決めて勝ち越した。
柏はネルシーニョ前監督が指揮し、縦パスやカウンターを軸とした昨季までとは異なり、4-3-3のフォーメーションで細かくパスをつなぐスタイルをとった。
日本サッカー界にとって今季最初の公式戦。冷たい雨が降りしきり、ピッチは滑りやすい悪コンディションだったが、かろうじて柏が勝利をものにした。