サッカーＪ２愛媛ＦＣは１６日、２０１２年度と１３年度の決算が赤字だったのに、不正に会計を処理して黒字にしていたと発表した。Ｊリーグの大河正明常務理事は東京都内で記者会見し「今後、裁定委員会に諮問し、制裁することになる」と述べた。

　愛媛ＦＣによると、１２年度は約３３６０万円の赤字だったのに約５０万円の黒字と公表。１３年度も約５９８０万円の赤字を約１５０万円の黒字にしていた。実際には支給されていない日本サッカー協会からの遠征関連費などを収入として計上して、支払いは少ない額にしていた。

　経理担当だった３０代の男性職員＝退職＝が単独で不正処理をしていた。