長谷部、内田がザック監督出国見送り

見送りに訪れた内田(左)と抱き合うザッケローニ監督=1日午前、羽田空港
3枚

 ブラジルW杯で1次リーグ敗退に終わり、日本代表監督退任を表明したアルベルト・ザッケローニ監督が1日、羽田空港発の航空機で離日した。

 2010年8月の就任から約4年、世界の舞台でサムライブルーを率いてきただけに、「素晴らしい時間を送らせてもらった。日本協会や選手たちといい関係を作れただけに、とにかくさみしい気持ちだ」と静かに語った。

 本場のイタリア・セリエAの名門チームで指揮を執った経験があるザッケローニ監督でも、日本での温かい対応ぶりには感激した様子で、「帰国してからもたくさんのサポーターからの応援に力をいただいた。私が与えた以上に、多くのものを与えてもらった」と感謝の言葉を表した。

 気になる今後の去就については、「サッカーへの情熱が、ここで尽きることはない」と前置きしながらも、「日本のようなこれ以上の素晴らしい環境は考えづらい。引退という選択肢も、もちろん考えている」と指導者としても身を引く可能性を示唆。当面はイタリアで家族とゆっくり過ごして、しばらく休養する見込みだという。

 空港には日本協会の原博実専務理事をはじめ、代表で主将を務めたMF長谷部誠(フランクフルト)、DF内田篤人(シャルケ)も見送りに駆け付けた。搭乗口で固い握手をかわした長谷部は、「帰るときは教えて欲しいと言っていたので来ました。監督には感謝している」と語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス