尾川堅一「尾川とKOはセット」

計量を終えポーズを取る尾川堅一
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 「ボクシング・日本スーパーフェザー級タイトルマッチ」(2日、後楽園ホール)

 前日計量が1日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、初防衛戦を迎えた王者・尾川堅一(28)=帝拳=はリミットの58・9キロだった。挑戦者で同級1位の杉田聖(26)=奈良=は、奈良から京都へ向かう近鉄線の人身事故と、三重県南東沖を震源とする地震の影響により新幹線の到着も遅れたため、立ち会いなしでの計量を申し出、了承された。

 昨年12月、内藤律樹(E&Jカシアス)から衝撃のダウンを奪い、5回負傷判定勝ちで王座獲得した尾川は「やっと(世界への)スタートラインに立った。練習したことを出せれば一発で倒せる。尾川とKOはセット。全戦全KOで認めてもらって、一気に世界に駆け上がって行きたい」と判定勝ちでは納得できない。

 「会場には長男の豹(ひょう、3歳)、亜陸(あり、1歳)が来るので勝ってリングの上で抱き上げたい。三男の皇(こう)は、2月1日に生まれたばかりなので来られませんけど。家族の笑顔がモチベーションです」と、必勝を誓った。

 尾川が引き揚げた後、到着した杉田は計量を58・8キロでパス。「ジャブを突いてアウトボクシングするスタイル。当て勘はある方と思うので、右ストレートが当たれば倒れる」と、5連勝中の勢いをぶつける。「何が何でもチャンピオンになる」と、ジム初の日本ランカーが、ジム初の日本王者を目指す。

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