辰吉丈と山本昌氏がレジェンド対談

ドキュメンタリー映画「ジョーのあした」の魅力を語った(左から)関根勤、辰吉丈一郎、飯田覚士氏、奥は山本昌広氏(撮影・堀内翔)
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 ボクシングの元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎(45)が、昨年現役を引退した前中日・山本昌広氏(50)と都内でテレビ収録に参加した。自身のドキュメンタリー映画「ジョーのあした-辰吉丈一郎との20年-」(2月20日・大阪から順次公開)の記念特番としてスペシャル対談を行った。

 元WBA世界スーパーフライ級王者、飯田覚士氏、タレントの関根勤とトークを繰り広げた浪速のジョーは、50歳シーズンの登板など数々の記録を打ち立てた山本氏の話に感銘を受けたようす。「誰もできないことをやるのはすごい」と最大限の敬意を表した。

 1994年の薬師寺保栄とのWBC世界バンタム級王座統一戦を名古屋で観戦したという山本氏は「すごい試合だった」と振り返った。「投手もマウンドに一人で上がるのは怖いけど、ボクシング選手に比べたら楽だと思って投げていた。人前で殴り合いをやるのに比べたらたいしたことない」と、現役時代の意外な思い出も披露した。

 また、世界戦実現を目指し練習を続けている辰吉丈に対して「自分も(引退は)そろそろじゃないかと周りから言われても、野球が好きで現役にこだわった。ボクシングは野球より(現役が)短いと思う。すごい努力をされているのでしょう」と理解を示した。辰吉丈も「僕もさっさとやめたいんだけど、自分の決めた道があるのでそれを達成するまではやめられへん。自分の人生はいっぺんしかないからね」とあらためて決意を語っていた。

 レジェンド2人の対談はケーブルテレビ「日本映画専門チャンネル」で2月11日(午後9時)に放送される。

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