初陣のバルト、判定でアーツに勝利

ピーター・アーツ(右)を称えるバルト
3枚

 「格闘技・RIZIN」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 総合格闘技デビュー戦で注目された元大関把瑠都のバルト(31)=エストニア=は3-0の判定でピーター・アーツ(45)=オランダ=に勝利した。巨体を生かした突進で終始ペースをつかんだバルトは「これからも日本一、世界一を目指して頑張ります」と宣言した。

 バルトは198センチ、183キロの体格を生かした突進で、試合開始直後からアーツを圧倒した。相撲のもろ差しのような体勢からテイクダウンすると、上にのしかかった体勢からパンチを連発。リング中央にポジションを変えられた後も、柔道経験を生かし横四方固めや首への絞め技で攻め込んだ。

 2ラウンドは序盤に大内刈りでテイクダウン。このグラウンドでの攻防でスリーパーホールドを狙われたが、このピンチをしのぐと再び突進で攻撃。「バルトハンマー」と銘打ったグラウンドで相手の上にのしかかった状態でのパンチ連打で圧倒した。

 3ラウンドもバルトは突進。大内刈りでテイクダウンし、アーツは疲弊を隠せない状態になった。その後、4度目のテークダウンを奪ったところで試合が終了し、バルトが勝利した。

 記念すべき初勝利後、マイクを手にしたバルトは「こんばんは!一番はじめに言いたいのは、アーツ選手に相手になってもらってありがとう。レジェンドと試合できるなんて願ってもない(ことでした)。(観衆に)最初の試合で足を運んでもらってありがとう。これからも日本一、世界一目指して頑張ります」と宣言し、ファンを沸かせた。

 当初、バルトと対戦するはずだったジェロム・レ・バンナの欠場により急きょ参戦したアーツは「短い時間でしたけど練習して、今日できるベストをつくりました。ありがとうございました」と淡々と語った。

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