元王者・多田、穂積と同日に王座決定戦

 ボクシングの元WBA世界女子ミニフライ級王者でWBA・IBF同級1位、WBC同級2位の多田悦子(34)=真正=が2日、神戸市内で会見し、長谷川穂積(34)がメーンを務める12月11日、神戸市立中央体育館の興行で、IBF世界女子同級王座決定戦を行う予定であることを発表した。すでにIBFから指令を受けており、対戦相手も近日中に正式決定する。

 WBA同王座を9度防衛した“女ケンカ番長”は13年7月に東京でアナベル・オルティス(メキシコ)に判定1-2で敗れ、陥落。昨年11月、敵地メキシコで王者アナベル・オルティス(メキシコ)に雪辱を期し挑んだが判定1-2で惜敗し奪還はならなかった。

 久々の国内での世界戦に「どんな相手でも勝つ自信がある。自分に負けた人がどんどんチャンピオンになっている。負ける気がしない。何が何でも勝つ」と気合満点。

 長谷川と同じ舞台で戦うことにも大きなモチベーション。「プロボクシングで初めて見た人。フックでウィラポンを倒した人と、自分が並んで試合ができるなんて思ってもみなかった」と目を輝かせた。

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