高橋6位 自身ラスト五輪「輝き」放つ
2014年2月15日
最後の五輪を明言しており、この日のフリーが夢舞台でのラスト演技。昨年末の全日本選手権前に右すねを負傷し、同大会は5位に沈んだが、これまでの実績が評価されて五輪代表に選出された。しかし、ケガの影響で五輪直前も追い込んだ練習ができず、万全とはいえない状況で集大成の大会を迎えた。
しかも五輪直前には、世間を揺るがす“佐村河内氏問題”に巻き込まれた。SP使用曲「バイオリンのためのソナチネ」がゴーストライターによる作品だったことは「このタイミングで勘弁してよっ」と笑い飛ばしたが、コンディションだけでなくリンク外でも“逆風”が吹いていた。
そんな中で“世界一”と称される華麗なステップを武器に、観衆を魅了したバンクーバー五輪銀メダリスト。日本の男子フィギュアスケート界を世界のトップレベルに引き上げてきた第一人者は、次世代を担う羽生が金メダルを獲得したソチの地でも「自分らしい」輝きを放った。
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