イチ代打で二ゴロ 26日はマイナー試合

試合前練習の合間にファンにサインをするイチロー=ジュピター(撮影・小林信行)
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 「マーリンズ春季キャンプ」(24日・ジュピター)

 マーリンズのイチロー外野手(42)はツインズとのオープン戦で五回に代打で出場し、二ゴロだった。1打数無安打。守備には就かなかった。

 イチローがネクストバッターズサークルに姿を現すと、マーリンズのベンチがある三塁側席から拍手と歓声を起こった。今オープン戦13戦目で初の途中出場は、先発投手の代打で。公式戦で予想される起用法でもある。

 五回2死走者なし。左腕のミローンに対し、カウント1-1からの3球目、外寄り低めのスライダーを二塁手の左へゴロで打ち返した。しかし、2年連続球宴出場のドージャーが逆シングル捕球からのジャンピングスローの美技。きわどいタイミングでのアウトに観客席からため息が漏れた。

 ネット裏に陣取る他球団のスカウトによると、イチローの一塁までの到達時間は4秒09。アウトにはなったが、4秒2と言われている左打者の平均を上回っていた。

 25日(日本時間26日)は今オープン戦初のナイトゲーム。しかし、球団関係者は「イチローは出場せず、午前中に行われるマイナーの試合に出る」と話す。ここまで13試合、37打席に立って打率・182(33打数6安打、10三振、4四死球)。試合はイチローが毎イニング、打席に立つ特別ルールで行われる予定だ。開幕まで12日。いい調整の場となりそうだ。

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