上原、監督から事前連絡、全力投球誓う

 レッドソックスがパドレスから通算225Sのクレイグ・キンブレル投手(27)を獲得したことを、ジョン・ファレル監督が今季まで守護神を務めてきた上原浩治投手(40)を気遣い事前連絡してきたことを15日、上原が公式ブログで明らかにした。

 キンブレルは通算セーブ数のみならず今季も61試合に登板して4勝2敗39セーブ、防御率2・58の、リーグを代表するクローザー。

 ファレル監督は事前に上原に電話してきて、キンブレル獲得を上原に教えた。

 「公になる前に、浩治に知らせておきたかった」というファレル監督の気遣いに対して、上原は「チームにとってベストだと思ったから獲ったわけで…。気を使わなくていいよ」と答えたという。

 さらに監督は「彼が来たことで、(上原は)来年はクローザーじゃなくなる」ということもはっきり告げた。

 これについても上原は「仕方ない。文句の言いようがない成績を収めてるだし、優勝するのに当たり前なこと。どこで投げようが全力投球するだけ」とフォア・ザ・チームの精神を前面に出した。

 ただし、全力投球で結果を出して「激しいハイタッチをするつもりだからな。ベンチにいる奴、覚悟しとけよ」とトレードマークのハイタッチで見返すつもりだ。

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