イチ、主砲離脱に「代わりは誰も…」

 「マーリンズ3-2ドジャース」(27日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は「7番・右翼」で出場し、2打数無安打、1犠打。8戦13打席連続ノーヒット(代打出場6試合含む)で打率を・271とした。チームは接戦をものにして連敗を5で止めた。

 本塁打と打点の2部門でメジャートップの主砲、スタントンが前夜の試合で左手を骨折。この日の試合前に球団から15日間の故障者リスト入りが発表された。スタントンに代わって右翼に入ったイチローは「性別が同じなだけで、それ以外は全部違う。代わりは誰もいない」と、独特の表現で大黒柱を失った大きさを言葉にした。

 3戦ぶりに先発出場した試合。サイ・ヤング賞3回受賞(11、13、14年)のエース左腕、カーショーとは12年6月9日以来、3年ぶりの対決だったが、五回まで2打席無安打。1点リードの七回無死一塁の打席はベンチのサインに応じて初球を三塁線へ転がし、走者を得点圏に進めた。課せられた仕事はやり遂げたが、地元ファンの大声援にこたえることはできなかった。

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