イチロー、オープン戦初1番も無安打

 「オープン戦、マーリンズ5-1ブレーブス」(20日、ジュピター)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は20日(日本時間21日)、ブレーブスとのオープン戦に「1番・中堅」で出場し、3打数無安打。5試合ぶりのノーヒットで打率を・276(29打数8安打)とした。

 初回の打席はメジャー91勝左腕のW・ロドリゲスに対し、カウント0-2からの4球目、142キロのツーシームを打って遊ゴロ。三回はカウント2-1から142キロのツーシームに二ゴロだった。六回は中継ぎ左腕アビランに対し、カウント1-2から外角低め、123キロのカーブを打って遊ゴロ。七回の守備からベンチに下がった。

 試合は、マーリンズが5-1で勝った。

 オープン戦では10年以来、自身5年ぶりとなる4日連続出場。代打での出場が1試合あったとはいえ、この時期には珍しい連続出場だったが「そんな出てる感じがなかった」とイチロー。炎天下で行われた前日19日の試合では新スパイクの状態を確認するために積極走塁を試みている。「しんどかったら走んないでしょ?」と、体調が万全であることを明かした。

 この日唯一の守備機会となった六回は右中間寄りの飛球をきっちり処理した。初のナイトゲーム。オープン戦で使用する球場の照明はどこも暗い。「(打球が)いやーな感じで来ました。高く上がったら特に嫌ですね」。最後は慎重に両手で捕球したことに「練習だとそうしないけど、ゲームだとそうなっちゃう。あの暗さだと」と話した。

 今オープン戦初の1番。休養を与えられたリードオフマンのゴードンに代わってイチローを起用したレドモンド監督は「できるだけ多くの打席数を与えることを考えた」と説明。レギュラーシーズンのゴードンの代役の可能性には「もちろんある。イチローが1番の役割ができることは分かっている」と話した。

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