小保方氏が手記出版 STAP問題

 STAP細胞の論文問題で、理化学研究所が研究不正を認定した元研究員の小保方晴子氏が、一連の問題に対する事実説明や思いを記した手記「あの日」(講談社)を28日に発売することが分かった。講談社によると手記は253ページで、小保方氏が幼少期を含め、一連のSTAP問題、さらには昨年11月に母校・早稲田大学から博士号の取り消しを受けた時期までを、小保方氏の観点から見た事実関係などを記している。

 同社が手記出版を提案し、これを受けて小保方氏は同社の担当者と面会して協議を重ね、昨年夏ごろから約半年間かけて執筆。不正認定を受けたSTAP研究に関して、学術的な記述も含め、これまでの疑惑や問題に対し、自身の主張を綴っているという。

 小保方氏がSTAP問題に関して自身の主張を公にするのは、「STAP細胞はあります」と明言した、2014年4月の釈明会見以来となる。以降、小保方氏は体調不良を訴え続けていたが、関係者によると現在も「療養中」で、その中での執筆となったという。

 この日、講談社のサイト「現代ビジネス」で、小保方氏の手記の冒頭が公開された。

 「誰かの役に立つ仕事に就くのが夢だった。その道をまっすぐに追ってきたはずだった」と切り出す文面では、「私はここまで責められるべき悪人なのだと思うと、この世に自分が存在してしまっていることが辛く…」と苦悩が綴られている。

 STAP細胞の研究については、騒動を起こしたことへの謝罪とともに「論文の執筆過程においても、私は誰かを騙そうとして図表を作成したわけでは決してありません。一片の邪心もありませんでした」と主張。「最後まで戦い抜けず、途中で弱気になってしまった自分を責めた」と無念の思いとともに手記出版について「社会を大きく騒がせたこの出来事に対し、このまま口をつぐみ、世間が忘れていくのを待つことは、さらなる卑怯な逃げであると思い、自分の持つ弱さや未熟さもさらけだして、この本の中に真実を書こうと決めました」と経緯を綴っている。

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