文藝春秋は28日、芥川賞を受賞したお笑いコンビ・ピースの又吉直樹の著書「火花」を20万部増刷し、累計発行部数が144万部になることが決まったと発表した。
同社によると、16日の受賞発表後に決定した増刷分が、23日以降に全国の書店に届いたが、25日、26日の時点で「ほぼ完売状態」となったという。これを受けての増刷決定となった。
さらに、電子書籍部門では26日時点で7万4088ダウンロードに達したことも発表した。一般的に、電子書籍スタンドで人気に漫画作品を超える人気で、文藝春秋は「純文学作品として異例の売れ行きを示しています」としている。