又吉嘆き節 こんな読まれてないとは!
お笑いコンビ・ピースの又吉直樹(35)が19日、千葉・よしもと幕張イオンモール劇場でネタライブに出演。16日の芥川賞受賞後、初めてお笑いのステージに立った。相方の綾部祐二(37)が「どうも芥川賞です。大先生をお呼びしましたよ。又吉先生です!!」と紹介すると、客席からは拍手喝采がわき起こった。
又吉は「今後も変わらず、劇場に立ちたいと思いますのでよろしくお願いします」と芸人と作家の“二刀流”をあらためて宣言。受賞作「火花」を読んだかを観客に問いかける場面もあったが、挙手はまばらで、「こんなにも読まれてないとは。歓迎の拍手にむちゃくちゃ感動して、もうちょっとで泣きそうになったんですけど」と嘆き節もこぼした。
累計発行100万部突破も決まったとあり、夜公演のトークでは印税収入の話題にも触れ、綾部が「ぶっちゃけ、私にはいくら入るんですか?5000万円くれ。1億円入るんだろ!?」といやらしくせがむと、又吉は「お金やと露骨やので、違う形で『今までありがとう』の手紙を」と提案。
後々価値が上がるかもしれない芥川賞作家からの手紙にも、綾部は「まったく要らない!!『月が昇って沈んで』とか、訳の分からんことを書くんだろ」と毒づいていた。