美川憲一 訴訟に勝っても思いは複雑

 歌手の美川憲一(69)が20日、都内で行われたアイドルグループ「Kin♡Gin♡Pearls」のCDデビューイベントにシークレットゲストで登場し、全面勝訴した独立騒動裁判の判決後、初めて心境を明らかにした。

 美川は「勝ったとはいうけれど、一緒に歩んで来た人に牙を向けられて…私が我慢するのが一番だと思ったのよ」と複雑な思いを述べた。また、「言いたいことはたくさんあるけれど、結果が出るから我慢しようと思ったわ。精神的にはつらかった。よけいなことをしゃべらないように右のコブシを握り締めて我慢したわよ」と語った。

 裁判は美川が所属していた芸能プロダクションが無断で独立したのは契約違反だとして、美川と個人事務所に計約2億1000万円の支払いを求めたもので、東京地裁は16日に「プロダクションも独立に同意していた」として請求を棄却。美川の全面勝訴となった。

 今後はプロダクション側が控訴する可能性もあるが、美川は「控訴ということもあるでしょう?そこらへんはどうなの」と逆取材したうえで「衣装はいつでもお返しする用意はしているわよ」と明かした。

 さらに「この年になって、こういう争いごとをするのはもう嫌なのよ。あいさつぐらいして、お茶のひとつでも飲めればいいんでしょうけど…」と勝ったとはいえ喜べない胸中を明かした。

 「Kin♡Gin♡Pearls」は物まねタレント・コロッケ(55)がプロデュースした女性7人組。この日「未来ストライド」でCDデビュー、イベントでは美川の大ヒット曲「さそり座の女」のロックバージョンをエアバンドで初披露した。美川はこの曲を聴き「かわいいわね。私と一緒に連れてったら受けるかもしれないわ」とまんざらでもない様子だったが、芸能界の大先輩として「恋愛は禁止よ!」とクギを刺していた。

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