春一番さん通夜 猪木スタイルでお別れ

 アントニオ猪木のものまねで知られ、今月3日に肝硬変のため47歳で亡くなったお笑いタレントの春一番(本名・春花直樹)さんの通夜が9日、東京都渋谷区の代々幡斎場で営まれた。会場にはアントキの猪木(41)、、エスパー伊東(53)、ダンカン(55)、松村邦洋(47)ら仲間が弔問に訪れ、死を悼んだ。

 23年前に一緒に出演した学園祭の帰りの特急で酒を酌み交わして以降、親しく付き合っていたエスパーは「酒飲み同士で話が合った。でも、もう少し体のために何とかできなかったのか…」と無念。

 体調を悪くして以降、仕事が思うようにできなかった春さんを事務所に誘うなど、公私に親しかったが、「腎臓が悪いとは聞いてたけど、肝臓は問題ないと聞いてたんで…」と悲痛な表情で、「けっこう破天荒で、何も考えずにやってしまう…昔風の芸人でした」と涙をこらえた。

 「お笑いウルトラクイズ」などで共演し、ともに体を張った芸を見せてきたダンカンは「俺たちはお笑い戦友なんです」と唇をかんだ。

 自身も6月22日に妻の飯塚初美さんを47歳の若さで泣くしたばかり。別れの連続に沈痛な面持ちだったが「つらいことがあっても春ちゃんの『元気ですかー』を思い浮かべて生きて行くよ」と何とか前を向いていた。

 エスパーによると遺影は白いガウンに深紅のタオルを首にかけた“猪木スタイル”。場内には猪木の入場曲「イノキボンバイエ」が流された。だれよりも「猪木さんが大好き」だったという春さん。“猪木流”での別れとなった。

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